篠津久伊豆神社

しのづひさいずじんじゃ 住所:白岡市篠津1798

『新編武蔵国風土記稿』に「村内の鎮守にて、真福寺の持」とあり、真福寺は明治時代に廃寺になりました。
境内社として、稲荷神社、九ヶ所神社、榛名神社、疱瘡神社、諏訪神社、雷電神社、八幡神社、浅間神社などが祀られています。
浅間神社の7月1日の祭礼(初山)は、この1年間に生まれた子供を連れた大勢の参拝人で賑わいます。
篠津久伊豆神社は、康治元年(1142)の創建と伝えられ、現在の社殿は安政元年(1854)より5年の歳月をかけて拝殿が完成しました。
現在の彫刻もこの時のもので江戸伽藍彫刻の力作です。
彫刻は、彦根藩家臣の家から江戸の仏師の養子になった立川音芳(音吉)の作である。
「天の岩戸」「源頼政御殿」「三韓征統」「牡丹に獅子」「波に鯉」など拝殿の三面に施されており、市の指定文化財になっています。